相続コラムvol.62「財産の額 1億 3億 5億以上」
数字の不思議で、会社経営でも、売上には1億円の壁
3億円の壁、5億円の壁があるように、相続税の世界でも、遺産の額
1億円 3億円 5億円で税額も、対策も変わってきます。
奇数なんですよね。不思議に感じます。
*遺産額1億円の場合
1億というと庶民から見ればスゴイ!となるのですが、相続税の世界では、
配偶者がいる場合には税額最低0円で行けますし、法定相続分でわけても
100-300万円程度の納税ですんでいることがほとんどです。
子供だけの場合、500-1000万円かかりますが、生命保険等があれば納税もさほど困ることはなく、この段階では相続税をそこまで恐れる必要はないと言えます。
*遺産額3億円の場合
これが次のステージ3億円になってくると話が変わってきます。
配偶者がいても、納税額は3000万円、配偶者なしなら5000~7000万円は覚悟が必要です。土地をたくさんお持ちの方も多く、現預金が少ない(といっても何千万円もっているのですが)場合、納税に苦慮されます。
また二次相続対策も重要になってきますし、税務調査に入られるリスクもあがってきます。(田舎ののんびりした地域であれば、3億円ですと目立つのです。)
また自分で申告書を作成しようとしても困難な場合が多いですし、税務署に聞きに行っても税理士さんに頼んだら?と言われてしまうレベルです。
*資産額5億円以上の場合
このステージの方は、顧問税理士がついているケースが多く、しっかり相続対策をされている方がほとんどです。
納税額も子供だけですと1.5億~2億近い場合もあります。
実はもともと5億どころではなく、7億も8億もあったが、顧問税理士と対策を続けた結果5億ですという方が多い気がしております。
実際に弊社でも対策をお手伝いするわけでして、10億近い方に関しては、様々な対策を実行しています。(中には、何の対策もせず優良財産なので売却で対応しますという方もいらっしゃいますが。。)
資産管理会社を作ったり、生前贈与なども当然に行われています。
またとてもお若い成功された実業家の方ですでに財産が数十億あるという方の資産管理会社を設立し、相当先である相続対策のお手伝いもしています。
様々ですが、5億を超えておりさらに実業家であると、上限をどんどん突き抜けていく感覚がありますね(横で見ていて)。
この記事を担当した税理士
税理士法人葵パートナーズ
代表社員税理士
花田 直子
- 保有資格
税理士
- 経歴
-
2002年に税理士試験合格。
2011年より税理士法人葵パートナーズの代表社員税理士を務める。
相続の相談件数1,800件以上の経験から相続税を中心とした相続に関する悩みを抱えている相談者からの信頼も厚い。
- 2024年7月25日「一度相談に行ってみてください。親切に教えてくださいます」
- ご相談内容:相続手続き 満足度:とても満足 1.当事務所にご相談にいらしたきっかけを教えてください。 昨年、安島事務所から紹介されて、今回もお願いしました。 2.当事務所のサービスを受けた感想…
- 2024年5月15日「手際よく対応してくださいました」
- ご相談内容:相続税申告 満足度:満足 1.当事務所にご相談にいらしたきっかけを教えてください。 司法書士さんの紹介です。 2.当事務所のサービスを受けた感想はいかがでしたか? 手際よく対応し…
- 2024年3月25日「親切で話しやすく合理的」
- ご相談内容: 満足度:とても満足 1.当事務所にご相談にいらしたきっかけを教えてください。 相続の相談でパソコンで検索して決めました。 2.当事務所のサービスを受けた感想はいかがでしたか? …
- 2023年8月24日「丁寧な仕事で感謝しています。」
- ご相談内容:相続税申告、相続手続き 満足度:とても満足 1.当事務所にご相談にいらしたきっかけを教えてください。 司法書士さんの紹介 2.当事務所のサービスを受けた感想はいかがでしたか? 丁…